2025/06/17 17:35
香芝市でひっそりと焙煎工房を構えるコトブキさんのコーヒー屋です。
今日は、奈良の香芝市で出会える、ちょっと特別なコーヒーをご紹介します。
その名も「マッドマンコーヒー(Mudman Coffee)」。
パプアニューギニアの高地、標高1900m近い場所にあるシウェット・プランテーションで育まれたこのコーヒーは、ただの一杯ではありません。
実はこの豆には、深い文化的な背景とストーリーが込められているのです。
「マッドマン」とは何者?
マッドマンとは、現地のオネトレフォ族に伝わる伝統的な姿。
争いを避けるため、体に泥を塗り、仮面をかぶり、森を静かに歩いた「泥男(マッドマン)」たちは、部族の中で「知恵と静けさの象徴」として語り継がれています。
このコーヒーは、そんなマッドマンの精神を受け継ぐ農園で作られました。
自然との共生を大切にし、化学肥料や農薬を使わずに手間ひまかけて育てられた豆たち。
その背景を知ると、一杯のコーヒーがより特別なものに感じられるはずです。
味わいは“静かな深さ”
香芝の自家焙煎コーヒー店「コトブキコーヒー」では、このマッドマンコーヒーを中深煎りでご用意しています。
一口飲めば広がるのは、ナッツやビターチョコレートのようなやさしい苦み。
そして後味には、どこか土や木を思わせるスモーキーな温かさが残ります。
それでいて、パプアニューギニアらしいフローラルな香りもほんのり感じられ、バランスのとれた味わいです。
ミルクとの相性も良く、カフェオレやラテにもぴったり。
「深煎りは苦手…」という方でも飲みやすい、角の取れたまろやかなコーヒーです。
奈良・香芝から世界の味を
このマッドマンコーヒーは、奈良・香芝のコトブキさんのコーヒー屋で焙煎・数量限定販売しています。
「物語のあるコーヒーが好き」
「ゆっくり丁寧に淹れて、味わいたい」
そんな方に、ぜひ手に取っていただきたい一品です。
最後に
ただの飲み物ではなく、「誰が、どこで、どんな想いで作ったのか」が見える一杯。
奈良・香芝のコーヒーショップから、遠く離れたパプアニューギニアの文化と風土が感じられる——
それがマッドマンコーヒーの魅力です。
気になった方は、香芝の「コトブキさんのコーヒー屋」にてご注文ください。
あなただけの特別な一杯に、きっと出会えるはずです。